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アンブシュア確認用鏡

アンブシュアの練習は,鏡を見ながらすることが大切です. しかし,フルートのような横笛の場合は,鏡のすぐ近くまで近寄って,唇の様子をよく観察することができるのに,縦笛の場合,しかも尺八のように長さが55センチほど(1尺8寸管の場合)もあると,鏡のそばまで近寄ることができません.

そこで,小さな鏡を尺八の取り付けることを考えました. 必要なものは,小さな鏡(蓋つきのコンパクトミラー,化粧品のおまけで充分),洗濯干しをはさむピンチ,それに輪ゴムです. わざわざ買うまでもないものですが,買うにしても100円ショップでしょう.

ピンチに,鏡の蓋を輪ゴムで留めます.

これを尺八の適当な位置に取り付けます. 取り付け位置と鏡の角度を調整すれば,いろいろな視点から自分のアンブシュアを確認することができます. 最初の音出しの練習の時だけではなく,曲を吹きながらでもアンブシュアのチェックができます.

あるいは,鏡を針金でピンチに取り付けても便利です. 針金は鏡の裏でガムテープで固定しています. 針金を用いた場合,角度や位置がかなり自由に変えられます.

なお,アンブシュアと言うと正面からみた様子ばかりに注意が行きますが,横からの様子も観察しましょう.

2007年09月