道具箱に戻る


尺八手付けとギターのコード伴奏

五線譜で与えられた音楽に尺八の手付けをし,それをギターでコード伴奏するための資料


使用管原調(長調)
筒音実寸CDbDEbEFF#/GbGAbABb B
Gb/F#1.41.43 リbb ツbb
F 1.51.51 リbb ツbb
E 1.61.60リbb ツbb
Eb/D#1.71.70 ツbb リbb
D 1.81.80 ツbb リbb
Db/C#1.91.91 ツbb リbb
C 2.02.02ツbb リbb
B 2.12.14ツbb リbb
Bb/A#2.22.27 リbb ツbb
A 2.32.40 リbb ツbb
Ab/G#2.42.55 リbb ツbb
G 2.52.70 リbb ツbb
Gb/F#2.62.86 リbb ツbb
F 2.73.03 リbb ツbb
コード伴奏のギターのキー(長調の主和音)
カポタスト 0C D EbE F G AbA Bb
1 C D EbE F G AbA Bb
2Bb C D EbE F G AbA
3A Bb C D EbE F G Ab
4AbA Bb C D EbE F G
5G AbA Bb C D EbE F





表の利用法

原調と同じ高さで演奏する場合

  1. 原調に対応する列を見る.
    例えば嬰記号が二つの調であれば,ニ長調(Dmaj)であってもロ短調(Bmin)であっても,長調での主音Dに対応する列(一番上にDと書いてある列)を見る.


  2. 使える尺八の長さに対応する行と,上述の列との交差する欄を見る.
    交差する欄に書いてある音を,移動ドのドとして手付けすればよい.
    例えば1尺8寸管であれば,ロとなる.あるいは2尺1寸管(B管)なら,ツとなる.
    これら複数の手付けのうち,音域や演奏の容易さを勘案して,選択する.


  3. ギターで伴奏をするには,その列の下部の,ギターコードの欄の,一番上の欄の値(実は原調の表記と同じ)を長調の主和音とする.


  4. もし,ギター伴奏のキーが複雑なら,その下に簡単なキーあるならそれを選び,左端の数字の位置にカポタストをすればよい.
    例えば,Cのキーでギターを弾きたければ,2カポでよい.


任意の尺八・任意の手付けにギター伴奏をつける場合

  1. まず,自由に手付けする.


  2. 使う尺八を決め,その行の中から手付の主音(移動ドのド)を探す.


  3. その列を下に見ていけば,ギターコードのキーがわかる.
    例えば主音をツとして手付けしたものを,2尺管(C管)で吹くものとすれば,Ebとなる.


  4. 見つかったギターコードのキーが複雑なら,上記と同様,カポタストを利用できる.
    たとえば,1カポでD,3カポでCのキーとなる.







手付けの実際

階名ファソ#
手付け ツbチbリb
リbbイbツb
リbツbbツbレb
リbbリbbツbbレbリbb
ツbレbリbbリbイb
ツbbツbbチbリbbリbツbb





指遣いの記法

坪井式都山式琴古式指遣い
●●|●●
ツbb ●●|●▼
ツb ●●|●▽
●●|●○
レb ●●|▽○
●●|○○
チb ●▽|○○
●○|○○
リbb ▼○|●●
リb ▽○|●●
○○|●●
イb ○○|●●
○○|●●